自宅から出ることもほぼなくなり、更新するネタもないため間が空いてしまいましたが、久々に中華イヤホンを購入したためレビューします。
今回購入したのはこちらのCCA CA16という製品。
ドライバー構成は7BA+1DDで、一時期落ち着いたと思われた中華イヤホン多ドライバー化の波が再開したように感じます。Amazonの商品画像ではDDの周辺にBAドライバーが配置されているイラストがあります。なかなかシュールだなぁと思ったのが購入の決め手です。中華イヤホンの場合、BAドライバーがステムに直付けになっていることが多いので割と珍しいのかもしれません。
Amazonで8640円(2020/8/25現在)ですが、10%オフのクーポンが提供されていたので実売7500円といったところです。そこそこの価格帯の製品だと思います。僕は基本的にマイク付きイヤホンを買わないのですが、マイクありのモデルも用意されています。
箱は通常の中華イヤホンです。特に高級感がある感じでもないです。
印字のカスレもいい味が出ています。
付属品は、説明書とイヤピース、ケーブル、本体です。
本体色は黒です。イヤモニタイプのイヤホンですが、上部に耳の形に出っ張りがついているタイプの形状をしています。このでっぱりの有無は好き嫌いが分かれると思うのですが、個人的にはあるほうが好きです。
ケーブルは、KZやCCAでおなじみの2pinタイプで、イヤホン側の端子はKZ ZSTなどと同じタイプのように見えます。Y字分岐の部分はSHUREのSE125並みにごつくなっています。ケーブルアジャスターがないのは少し残念です。まだ、比較はしていないのですが、使ってみた感じ、若干今までの中華イヤホンよりもケーブル長が長くなっている気がします。地味にありがたい変更です。
イヤーピースも改善しています。中華イヤホンのイヤーピースは基本的におまけ程度と思っていたのですが、加工の精度もかなりあがっており、そのまま使っても硬すぎず柔すぎず、というレベルにまで達しています。SONYのハイブリッドイヤピースやAudioTechnicaのFineFitなどと比べると、まだまだ改善の余地はあると思いますが、以前の弾力性のないイヤピースよりははるかに進化しています。
イヤホンの側面に切れ込みがあります。バリ等はないですが、このイヤホンが壊れるときはここから割れる可能性が一番高いと思われます。以前にレビューしたイヤホンも通常使用中に切れ込みから分離したことがあります。
音ですが、よくまとまっていると思います。8ドライバーなのでもう少し散逸した音になると思っていましたが統一感がある音です。
また音場が広く左右感がつかみやすいです。
傾向としてはドンシャリで低域が強いですが、他の帯域を食っているという印象はないです。ボーカル等が聞こえにくくなるわけでもなく、高域が埋もれることもないです。
難点を挙げるとすれば超高域が物足りない、ということでしょうか。金物などの表現がもう少し強くてもいいと感じます。
価格帯を考えると満足できる出来だと思います。今までZS10 Pro のMMCX化改造したものがメインでしたがようやく乗り換え先を見つけた感じです。イヤピースなどを変えつつ、しばらく使ってみようと思います。
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